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そもそも人間のからだにはエクリン汗腺とアポクリン汗腺と呼ばれる2種類の汗を分泌する組織があります。ワキガの場合はアポクリン汗腺由来の、多汗症の場合はエクリン汗腺由来の汗がそれぞれ増えた状態を指します。わきが・多汗症は、男女ともに悩む人の多い症状で、遺伝性があるのも特徴で、確実な方法で、ちゃんと手術をすれば完治し、再発はないので確実な方法を選ぶことが重要です。
エクリン腺は体中にある腺でサラサラした汗が出ます。対して、アポクリン腺は栄養分を多く含んでいるので、ねっとりとした汗をかきます。また、アポクリン腺はどこにでもあるわけではなく、耳の中、腋、胸の周り、おへそ、股と性感帯に分布しています。これら、アポクリン腺とエクリン腺を切除することでわきがの悩みは解消されます。手軽な手術には取り残しがでるものもあるので注意が必要です。
ボトックス注入
【施術法】
発汗を抑える作用のあるボトックスをワキの下に注入することで、アポクリン腺やエクリン腺といった汗腺の活動を抑制する施術法。汗の分泌が減ることで、ニオイも軽減できます。効果は約半年~1年。そのたびに再注入を行う必要がありますが、注射だけで行えるためとても気軽な方法です。費用は10万円程度。
【特徴】
- 効果は、永続的ではないが長期間持続する
- 治療は1回5分程度で、日常生活に支障をきたさない
マイクロサクション法
【施術法】
アポクリン腺とエクリン腺を削り、専用の医療機器カニューレで吸い取る施術法です。ワキの下のシワに沿って約1センチ切開し、手術後は、24時間ほどガーゼで脇の下を保護します。ある程度の汗腺が除去できるので、軽度のワキガに効果的です。
【特徴】
- ワキ毛が半減するので、ムダ毛対策にも効果的
- 傷跡はとても小さくてシワに隠されるので目立たない
皮膚組織削除法
【施術法】
皮下組織削除法による手術は,汗腺が再発しないように厚さ1mmまで皮膚を削り取る方法で、アポクリン腺・エクリン腺とわき毛を皮膚の裏側からまとめて削り取る施術法です。術後は厳重に圧迫固定します。ほとんどの汗腺を除去できるので、効果的な施術法だと言えます。
【特徴】
- 傷跡はシワに隠されるので目立たない
- 汗腺を切除するので、ほぼ完全に治すことができる
- 入院の必要はほとんどない
電気凝固法(ワキガに効果の高いX針電気凝固法A/B)
【施術法】
電気凝固法A法は、絶縁された脱毛針を毛根部に挿入して、一定の電圧の力でアポクリン腺の一部を焼却・凝固することで、アポクリン腺の機能を低下させ、結果的にワキガ臭を抑えるという方法です。ただ、この方法では軽度~中程度以下のワキガ臭の人には効果があっても、中程度以上のワキガの人には、かならずしも満足な効果が得られませんでした。そこで、中程度以上の人も「かなり」満足する効果を得る目的で、「X針」と呼ばれるワキガ臭専用の太くて長い針が開発されました。太くて長いため従来の絶縁針よりハイパワーな電圧がかけられるのです(これをB法と呼んでいます)。
【特徴】
- 治療期間は半年から1年間で、1ヶ月に1度通院が必要
- 永久脱毛が同時に行える
- メスを一切使わないので、傷跡の心配がほとんどない
切開法
【施術法】
ワキに3~5cmの切開を入れて、直視下でアポクリン腺を除去する手術方法です。ワキの中央に1本の切開線が残り、皮膚の裏側を直視下で手術をしますので、毛根、皮脂腺、エクリン腺を必要に応じて取り分けることができます。再発手術では皮弁法が適しています。ヘアーなら「丁寧にハサミでカット」する感じです。術後の安静期間が必要で、その間日常生活に制限が必要になります。
イナバ法
【施術法】
一部の切開をし、皮膚内にカミソリのようなものをいれ、肌の裏側を削る方法です。機械をいれて削っていく方法ですが、切開の幅が小さくて済む反面、アポクリン腺とエクリン腺の取り残しが出る場合、また皮膚が薄くなりすぎて表面が汚くなってしまう欠点があります。
吸引・超音波
【施術法】
ワキの下の皮膚を数ミリの穴を開けて、超音波を発生させる器具を挿入します。そして血管や神経などを損傷させないよう、ワキがの原因であるアポクリン汗腺やエクリン汗腺などの汗腺のみを破壊しながら吸引する方法が超音波法です。
内視鏡を用いた方法
【施術法】
4mmほどの切開を入れて裏から削りながら吸い出していくという新しい方法です。表面が汚くならずに、手術創が小さいなど良い点が多い。ただ傷が小さいため、内出血が多く、止血できない場合があるのが欠点。
